「夏越」を考える
兼題「夏越」なごし
晩夏
陰暦6月晦日に行われる大祓の神事。夏越の祓。「輪越祭」とも呼ばれ、参詣者が茅の輪をくぐったり、形代(かたしろ)に穢れを託して祓い流したりするなど神事が行われる。(俳句ポスト365引用)
前回の「秋櫻子忌」よりイメージが湧かない。
説明を何度読んでも「ん?夏越=夏越の祓でいいの?それとも微妙にニュアンスが違う⁉️」と、ずっと頭の上におっきなハテナが💧
そもそも、まだ春と秋の歳時記しか持ってないからネット検索。
やっぱり、夏越の傍題に夏越の祓がある⁉️てか大歳時記ではどう載ってるんだろ💦
あー、なんで秋のを先に買っちゃったんだろ⁉️
私ほんとバカっ😫
…傍題の「茅の輪」や「形代」を選べば作れそうだけど、組長がおっしゃっていた「傍題を選ぶだけの必然性」をまだ掴めてないし、365火曜の俳句道場にも「まずは出された季語のままで詠むのが勉強になる」という趣旨のお言葉があった。
そんなわけで、よくわからないまま「夏越」にドンとぶつかろうと思う。
いつもは季語からイメージすることを書き出すのだけど、今回はイメージすらできないのでとりあえず例句を見る。
例句
山々の暮れて夏越の目もとあり 岡井省二
川蟹のぬけがら沈む夏越かな 飴山實
戦傷を受けし日なりき夏越かな 松崎鉄之介
朴の葉につつみ夏越の餅とどく 飯島晴子
灯が入りてまこと夏越の杜うかぶ 岡井省二
霊の巫の流れに出でて夏越かな 岡井省二
夕かぜや夏越しの神子のうす化粧 大江丸
竹さやぎ夏越の星の流れたる 久米三汀
裃をつけし従兄も夏越かな 竹南寺摩耶
夏越の目もととはなんぞや⁉️夏越の餅、夏越の杜、夏越の星とは…。
言葉だけを見ててもハテナのままだったけど、一句をじっくり見てみると「夏越=穢れを祓う日、もしくは既に祓い終えた、という心理的な軽さ」が感じ取れた。
夏越の本意はそのあたりなのかな。。
あぁ、勘違いならまた暴走だ💧
半年の穢れを落として、翌半年の無病息災を願う夏越の祓の日。
いろいろ考えた後に例句を見ると、清しさ、逆に祓いきれないもの、それぞれの想いが見えてくるような。
少しだけ前進…だといいな💦
さぁ、今週は「白靴」の発表だ❗️
好きな兼題だったから、皆さんがどんな句を詠んでるのか楽しみ✨
あと、運ばれた車ですが今日には直るとのことです❗️
取りに行くのは旦那さんが帰る土曜になりそうですが。お騒がせしました💦