ときどきヒカリゴケ

ハイポニストヒカリゴケの俳句や生活のこと

ハイポ「舞茸」木曜日

あいだほさん、歌鈴さん‼️

キタコレ⁉️✨

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(我が愛猫ながらチト怖い、笑)

 

舞茸、人選に二句とっていただけました😊

 

舞茸に熊野古道の湿りかな

舞茸をきゆうきゆう泣かせ連れ帰る

 

美味しいほうにばかり意識が行って、例に違わず苦戦しましたけど、皆さんからいただく情報で軌道修正できました。

皆さんどうもありがとうございます❗️

  

句友さんたちの作品もご紹介✨

 

舞茸をふらり大天狗のむしる

匂ひ立つ森波打てる灰樹花          つぎがい

匂ひ立つ森に、波打てる灰樹花が。

舞茸ではなく灰樹花とすることで、その色や、樹を養分として咲く感じや、内包するズシリとした黒さが浮き彫りになってます。凄いです。

  

足元の舞茸のことさりげなく

舞茸や今頃回る奇書の毒

                                一阿蘇二鷲三ピーマン

深い山の中で舞茸を見つけた。

そして今頃、奇書の毒が回ってきたと。

なんとも言い表せない精神的な圧迫感、深い森の中で一人、狂気へと向かうのでしょうか。

上手いなぁ✨

 

舞茸の天麩羅ざふと喰らひつき

いうまいぞうまいまいたけくうまいと

                                                  小川めぐる

「ざふ」というオノマトペの秀逸さによって、なんと美味しそうな舞茸の天麩羅でしょう✨

 

街宣車舞茸鍋は黒く黒く              あいだほ

街宣車の音、そして舞茸から鍋へ染み出す黒い黒い汁。

本当は何にも興味ない、全部どうだっていいの。

心に黒いものが渦巻き始めます。

 

龍の鱗剥がれ落つ森舞茸生う              歌鈴

大天狗がでたと思えば、こちらは龍です。

龍の鱗はなぜ剥がれ落ちるんだろう、そんなことを考えさせながら、その鱗が落ちる森には舞茸が生えるんだよ、と。

詩的かつ神秘的。

 

舞茸のぴろぴろのなかきゅいとなく   ちま

ぴろぴろのなか(笑)

素晴らしい表現力です。

それでもって舞茸は「きゅい」とか「きゅう」とかなくんだよね✨

ちまちゃんと同じ感覚の句が詠めて嬉しいです😆

 

舞茸飯噛めばきしきし母匂ふ          てん点

舞茸の歯応えとしての「きしきし」は実感としてわかる感覚です。

しかし、その後にくる「母匂ふ」にも「きしきし」は掛かってきて、全く違った感慨が生まれます。

私的には、とても高度な超絶技法。

 

舞茸のかいだんのぼるこびとたち

                                                      むらさき 

うわー、やられた✨

薄汚れた私などが何もいうことないです(笑)

可愛い💕

木曜の作品に、舞茸をテーブルにしてた句もあり、すごく好きでした✨

 

舞茸の圏震撼と軍機過ぐ          めいおう星

舞茸の圏を震撼とさせて軍機が過ぎます。

舞茸のなわばりって、やっぱり山や森全体かなぁとか考えつつ、軍機の不穏さが残ります。

 

山水よ古木に香る舞茸よ              卯MOON

清らかな山水。古木に、独特の匂いをさせて香る重々しい舞茸。

二つの物の対比が、〜よ〜よの手法で際立っています。

 

舞茸や鍋肌の灰汁かふかふに   豊田すばる

あー、すごくわかる(笑)

鍋肌の灰汁って「かふかふに」なりますよね!

 

いやー、こうしてみると、舞茸の句ってすごく面白いですね✨ 

木曜日の皆さん、おめでとうございます㊗️

 

さて、二句の方はわかりませんが、あいだほさんと歌鈴さんに金曜日フラグが立っています✨

明日がドキドキですっ(^o^)