ハイポ「初鰹」木曜日
滴りながら「虹」の投句をしたからか、そのあと風邪っぴきです😅
急にひんやりな気温なので、みなさんも気を付けてくださいね🍀
それと、伊月庵のお披露目を兼ねた6月3日(日)の一句一遊の句会ライブ、お近くの方がとっても羨ましい。
近かったら絶対行くのに!
とか言いつつ、気が付いたら2日の夜にバスタ新宿にいそうで怖いわ💧
だって組長が、県外、四国外、国外からの参加者にすごくワクワクしてるんだもん(笑)
なんという無茶振りだっ😍
さて「初鰹」week始まってます。
トンチンカンなこと言ってそうでドキドキしてましたが、人に引っかかってくれて嬉しいです。
初がつを真紅の虹を潜めけり
ありがとうございます😊
句友さん達の作品もご紹介✨
人
滴滴と出刃相見ゆ初鰹
初鰹鼻つ柱は父祖伝来 めいおう星
下の句、初鰹の至福を味わいつつ、そういえば親父も毎年初鰹を美味そうに食べてたっけなぁ、しっかし鼻つ柱の強さはつくづく父方譲りだぜ、てやんでいっ。(江戸っ子)
若かりし父に自身を重ねての酒✨
初鰹の尻びれへ出刃振り落とす
0倒れかけてる値札初鰹 一阿蘇二鷲三ピーマン
どちらの句も揺るぎない映像ですが、下の句、魚市場の臨場感が半端ないです❗️
丸々とした初鰹の腹の銀色、魚市場の活気、濡れた床からの匂いまで「0倒れかけてる値札」で表していて流石です✨
難しくてグッと二句選の減った「初鰹」ですが、安定の一阿蘇さん🍀
初鰹そつと持たねば爆ぜさうな あいだほ
ビチビチ活の良い鰹を胸に抱えてる映像見たことがありますよね。
あの状態を「爆ぜさうな」と表現しました✨
とっても楽しい一句✨
初鰹ほぼ恍惚と横たはる すりいぴい
「恍惚」は、
①心奪われてうっとりするさま
②ぼんやりとしてはっきりしないさま
の意味があるようですが、初鰹自身の目線か、初鰹を見ている目線かで、どちらの意味とも取れてとても面白いです✨
初鰹刃の沈み黒潮流る つぎがい
初鰹を捌く、身へ刃を沈める、からの「黒潮流る」の展開がとっても力強い✨
身から流れ出す血を「黒潮」と感じる感性も素敵💕
金縁の鶴のお皿に初鰹 むらさき
さすがむらさきちゃん、見てますねえ❗️
待ちに待った初鰹、盛り付けるのは「金縁の鶴のお皿に」✨
大人達の目出度合いを見事に表しています😊
縄文の空青し初鰹来ぬ 歌鈴
縄文の貝塚からも見つかっている鰹の骨。
そんな太古より日本人に愛される、初鰹が来た‼️
「縄文の空青し」は透けるような空の青がイメージされ、その後にくる「初鰹来ぬ」が清らかで嘘偽りない、純粋な喜びであることの強調効果になっている気がしますね✨
初鰹ちちこを洗ふ真水かな 桃猫雪子
おおお✨
「ちちこ」の解釈に悩んで調べました!
鰹の心臓のことで、土佐の希少な郷土料理なんですね✨
一つ賢くなり、そして食べてみたい❗️
桃猫さん、さすが高知のお人なのです💕
空は真青や4キロの初鰹 豊田すばる
「空は真青や」なので、弧を描いて釣り上げられる一本釣りの初鰹が浮かびました✨
4キロってかなりの大物かな⁉️💕
(5キロの米袋を抱いてるイメージ)
並
初鰹つるりつりるとてをぬける ちま
丸ままの鰹は触ったことはないけど、表面は「つるりつりると」してそうですね✨
ちまちゃんの小さな手をぬけているのかな⁉️
血の香り冷酒で流す初鰹 あまぐり
さっぱりといただける初鰹。
冷酒との相性はバッチリなのでしょうね✨
今度試してみたいです🍀
初鰹たたいて冷酒婿が来る じゃすみん
「初鰹たたいて冷酒」うはあ、美味しそう✨
と思いきや、「婿が来る」❗️
鼻のいい婿めっ(笑)
いや、ちゃんとしたおもてなしの場面ですよね✨
潮を読む喜寿の眼光初鰹 卯MOON
漁師の道数十年の「喜寿の眼光」でしょう!
美味しい初鰹の釣り場は、潮の流れと匂いで分かってしまいそう✨
親不孝ばかりしながら初鰹 小川めぐる
「親不孝ばかりしながら」ふと過ぎる後ろめたさを感じながらの、美味しい初鰹。
数々の心労苦労、こんなことで償いになんてならないけど、今年は初鰹を食べさせてあげたいな✨
木曜日のみなさん、おめでとうございます✨