ときどきヒカリゴケ

ハイポニストヒカリゴケの俳句や生活のこと

ハイポ「踊」金曜日

なんと❗️

嬉しいことに2回目の金曜日となりました✨

日頃からみなさんが素敵な刺激をくれるお陰です‼️

本当に、いつもいつもありがとうございます😊

以下掲載させていただきます。

 

踊終へあちらの闇は掴めさう

                                                           ヒカリゴケ

季語「踊」は、亡くなった人の魂を迎え、送るためのものですから、「闇」という言葉を取り合わせた句はたくさんあります。が、「あちらの闇は掴めさう」という表現には、季語「踊」の現場で感知する「闇」への心理的手触りがあります。恍惚の残る指先にひやりと触れる妖しさ。「あちら」とは黄泉へと続く闇なのかもしれません。(俳句ポスト365引用)

 

金曜日のみなさん、おめでとうございます✨

ハイポ「踊」木曜日

2週間はやーっ💦(デジャヴ?)

みなさん、ご無沙汰しててすみません‼️

お盆休み満喫されてるでしょうか✨

 

耳の芯ぼんわり踊る踊る踊る

張りぼてのやうな心を吹く踊

 

人選二句と思ったら、離れたとこにもう一句発見。

 

みな踊りけり半眼の月の下

 

ありがとうございます😊

 

句友さんたちの作品もご紹介✨

 

駐在所の御新造交じる踊かな

踊の輪トランプ撒いたように星        すりいぴい

 

踊果てて金銀の星瞬かす

盆踊明日歌合戦もあると言ふ            めいおう星

 

人間の手のひらうすし盆踊

タイ人の一家を踊りつつ招く      一阿蘇二鷲三ピーマン

 

踊の果てて月光の湿りゆく

月をかすかに引き寄せている盆踊               歌鈴

 

今は昔おとこありけり踊りたり

痩せ犬の木に繋がれて盆踊                   桃猫雪子

 

星の夜の指の綺麗な踊かな               じゃすみん

 

いぬごひききにつながれておどりのわ        ちま

 

薄闇に土の匂へる踊の輪                          てん点

 

ふえのおとしずかなおどりほしひとつ      むらさき

 

子の下駄の親指まろし盆踊                   卯MOON

 

踊の輪座敷わらしも入りたい       座敷わらしなつき

 

姉の目のほの濡れてゐる踊かな        小川めぐる

 

地を打ちてささらの撓る鹿踊        冬のおこじょ

 

少しずつ沈む人影盆踊                       豊田すばる

 

踊り子の項を撫づるやう踊る               あいだほ

 

踊の輪屋台の方へ崩れゆく                   あまぐり

 

夕映えの浜に影なる踊かな                   つぎがい

 

木曜日のみなさん、おめでとうございます✨

ハイポ「夏草」木曜日、などなど

2週間はやーっ💦

更新頻度がアレですが、元気でおります😅

西に進む台風にびっくりしながらも、出掛けたり映画見に行ったり(ジュラシック・ワールド怖かった)、ハルキッキと夏休み満喫してます✨

 

さて、今日はダイジェスト版❗️

まずは…

 

1.ハイポ木曜日

 

夏草を食み反芻のまどかかな

わたくしの眼にはくれなゐの青草

 

人選二句ありがとうございます💕

 

句友さん達の作品もご紹介✨

 

夏草やビタミン剤の色の尿

夏草や死ねといふから死んだのに        あいだほ

 

夏草を積み上げ牛の胃は四つ

熊鈴ごんごん夏草揺れる揺れる        じゃすみん

 

シベリアを語らぬ伯父貴夏の草

夏草や蟲は手足を寄せて死ぬ            すりいぴい

 

せっけんもみずもしみるよ夏の草

いつのまに夏草にしゅっとさわったの        ちま

 

夏草に光るUFOの欠片

夏草やいくさごっこの得点制               つぎがい

 

噴き上ぐる形をちこち夏の草

ティンパニの轟き夏草匂ひ立つ    一阿蘇二鷲三ピーマン

 

主文。被告を夏草による百叩きの刑に処す

死出虫の朱色きれいね夏の草            小川めぐる

 

夏草や子牛の零す乳微か                          てん点

 

夏草やあかいこびとはしごとずき        むらさき

 

夏草や是又天与なゐ亀裂                   めいおう星

 

古里の夏草のびる親ちぢむ                   卯MOON

 

夏草やかの方角に大和あり                          歌鈴

 

夏草や音量上げしヘヴィメタル     冬のおこじょ

 

古井戸の低き水位や夏の草                   桃猫雪子

 

秘密基地のドア隅に夏草の汁            豊田すばる

 

夏草刈ってもまた生き返る匂いする   座敷わらしなつき

 

夏草の湧く土手チャリンコ疾走す        あまぐり

 

木曜日のみなさん、おめでとうございます✨

 

 

2.通販生活「向日葵」

 

向日葵やニッカポッカの巻くタオル

 

次の「稲妻」は出しそびれたので、みなさんの作品を楽しみにさせていただきます✨

 

 

3.NHK俳句

 

じゃすみんさんお知らせありがとうございました😊

新選者になって初めてとっていただきました❗️

嬉しいですっ😆

と言いつつ、最近のNHKの〆切は逃しまくってます。いかんなあ。

 

星野高士先生選・佳作

贅沢と云はぬ贅なり夏料理

 

櫂未知子先生選・佳作

ゆくあてのなく噴水をみてゐたり

 

 

4.角川「平成俳壇」8月号

 

対馬康子先生選・佳作

フランケンシュタインへ降る桜蘂

 

先月は全ボツだったので嬉しいです😆

こんな気分になることもあらーね。

 

そんなこんなで、やっつけ感満載な更新ですみません💦

ハイポ「海の日」金曜日

おおお✨

ちまちゃん何回目⁉️、卯MOONさん2回目、の金曜日‼️

おめでとうございます㊗️✨

 

以下掲載させていただきます✨

 

海の日の魚の骨のような橋

                                                                     ちま

たぶん、ちま(4さい)は「橋」を見て「魚の骨みたい!」と言ったのだと思います。それをお母さんが兼題「海の日」と取り合わせてくれたに違いないと。小さな子どもたちへの俳句指導は、子どもたの言葉に耳をかたむけることから始まります。そして、詩になりそうな言葉をつぶやいた時、「いいねえ!今の言葉、いい俳句の種だよ!」と大げさに褒めてやって下さい。子どもたちは、大人に褒められるとやる気になります。
「海の日」に見つけた「魚の骨のような橋」は、読者の脳内にありありと映像化されます。比喩がそのまま映像を描く。子どもたちの直感的比喩は楽しいものばかりです。

 

海の日や魚も人もほおに肉

                                                              卯MOON

煮付けた「魚」を丁寧に食べていると、「ほお」にも小さな「肉」があるのに気づく。「人も」の「も」が、我が頬にある肉の存在を生々しく認識させます。
明るく健康的な「海の日」のイメージからすると、少々ギョッとさせる内容ですが、「ほおに肉」や「塩吐く臼あらん」のような発想も「海の日」は受け止めるのだなあと、改めて認識させられました。(俳句ポスト365引用)

 

金曜日のみなさん、おめでとうございます✨

ハイポ「海の日」木曜日

トップの画像、また歌鈴さんにいただいた写真に替えました❗️

美しい💕

ありがとうございます😊

 

さてハイポ「海の日」。

作った中で1番好きだったやつ、人選でとってもらえました。

ありがとうございます😊

 

海の日の自動改札突破せよ

 

句友さんたちの作品もご紹介✨

 

滂沱たる雫や海の日の水門

静やかに月曳く海の日のタンカー

海の日や闇かぐわしき塩の蔵      一阿蘇二鷲三ピーマン

 

はやくうごくくも海の日のるすばん

海の日のアスレチックの落とし穴        むらさき

 

海の日の櫂をおほきく漕ぎゆけり

海の日やボルトを締むる一捻り        すりいぴい

 

肉キムチに酢をかけ海の日を喰らう

シリアルに弾ける海の日のミルク        つぎがい

 

海の日や帽子真白き鼓笛隊

海の日や貝殻きれいな音立てて        小川めぐる

 

海の日やめくる頁は黎明篇

海の日や豪快に割るカレールー            桃猫雪子

 

海の日にジャンプとおくにみえた海            ちま

 

海の日や海馬の底に母の脈                   卯MOON

 

海の日やクッキー缶へ夢入れよ            あいだほ

 

海の日やそら色の海うみ色の空            あまぐり

 

海の日や砂の始祖鳥恋をして            じゃすみん

 

海の日や島に真水のさらさらと               てん点

 

海の日を来てキラキラと靴に砂        めいおう星

 

海の日の貝殻七個拾ったよ        座敷わらしなつき

 

海の日の客船白し今日は晴れ            豊田すばる

 

海の日やだまし舟を折ってる子                   歌鈴

 

人命救助講習受く海の日               冬のおこじょ

 

木曜日のみなさん、おめでとうございます✨

ハイポ「踊」机くんレポート

先日、カピバラが買ったジョージアにこんなものが✨

 

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穢土転のイタチがサスケに詰め寄っておりました。(ピントどこに合ってるんだ?の写真ですみません)

顔ニヤけて困ったw

 

さて、ハイポ「踊」今日〆切です❗️

まだ出来てないだよー。

下記、つぎがいさんの机くんレポートを見て頑張ります‼️

 

・盆に踊る民俗芸能。祖霊、精霊を慰め、死者の世界にふたたび送り返すことを主眼とし、村落共同体の老若男女が盆踊り唄(うた)にのって集団で踊る。手踊、扇踊などあるが、歌は音頭取りがうたい、踊り手がはやす。太鼓、それに三味線、笛が加わることもある。古く日本人は旧暦の正月と7月は他界のものが来臨するときと考えた。正月は「ホトホト」「カセドリ」などいわゆる小(こ)正月の訪問者がこの世を祝福に訪れ、7月は祖霊が訪れるものとした。盆棚で祖霊を歓待したのち、無縁の精霊にもすそ分けの施しをし、子孫やこの世の人とともに楽しく踊ってあの世に帰ってもらうのである。こうした日本固有の精霊観に、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)が習合してより強固な年中行事に成長した。盆に念仏踊を踊る例もあるが、念仏踊は死者の成仏祈願に主眼があり、一般に盆踊りとは別個の認識にたつ。
・15世紀初頭に伏見(ふしみ)の即成院や所々で踊ったという盆の「念仏躍(ねんぶつおどり)」「念仏拍物(ねんぶつはやしもの)」(『看聞御記(かんもんぎょき)』)は、まだ後の盆踊りというより念仏の風流(ふりゅう)の色彩が濃いものであったが、同世紀末に昼は新薬師寺、夜は不空院の辻(つじ)で踊られたという「盆ノヲドリ」(『春日権神主師淳(かすがごんかんぬししじん)記』)は盆踊りの色彩を強めたものであったろう。盆踊りはそのほか伊勢(いせ)踊なども習合することになったらしいが、にぎやかで華やかな踊りで、異類異形の扮装(ふんそう)をしたとあり、まさに風流(ふりゅう)振りである。16世紀中ごろには小歌(こうた)風の盆踊り唄がつくられていた(『蜷川(にながわ)家御状引付(ごじょうひきつけ)』)。江戸時代以降いよいよ盛んになり、全国的にそれぞれの郷土色を発揮して、いまに行われている。
・風流踊りの芸態は、風流拍子物の造り物を中心の「中踊り」に取り入れ、外側には「側踊り」(がわおどり)と呼ぶ輪踊りを伴った。安土桃山時代にいよいよ盛んになり、その様子はいくつかの「洛中洛外図」にいきいきと描かれている。豊臣秀吉の追悼となる豊国廟祭礼の際にピークを迎え、江戸時代になると衰えた。現在の盆踊りは風流踊りの「側踊」のみが残ったと考えられている。
・つぎがいより:盆踊りが江戸時代中期以降?から性的エネルギーの開放の場としての側面が強まり、政府等が取り締まりをしていた、という記事が散見しますが、事実だとも事実でないともいえないような出典・根拠のように思います。
・西馬音内盆踊り
https://www.youtube.com/watch?v=gKbhY2goSA4  
http://ugo.main.jp/bonodori/
・新野の盆踊り
http://www.town.anan.nagano.jp/kanko/cat177/000370.html
http://mg.minami.nagano.jp/group/niinobon
・大宮踊り
http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/1/10/
https://www.youtube.com/watch?v=io874RKI1qM

ハイポ「赤潮」金曜日

もはや貫禄の一阿蘇さん、金曜日おめでとうございます㊗️✨

勉強させてもらいます❗️

 

ラヂヲざりざり赤潮を進むとき   一阿蘇二鷲三ピーマン

「ラヂヲ」の後の「ざりざり」は、ラジオの雑音であり「赤潮」の感触でもあるのでしょう。「赤潮を進むとき」とありますから、船体に触れる「赤潮」が「ざりざり」していると読むべき。「進むとき」という下五の表現が、生々しい感触です。(俳句ポスト365引用)

 

金曜日のみなさん、おめでとうございます✨