ときどきヒカリゴケ

ハイポニストヒカリゴケの俳句や生活のこと

ハイポ「色鳥」金曜日

あいだほさん、2回目の金曜日にして天✨

阿蘇さん、5連続金曜日✨

おめでとうございます㊗️🎉

まだ祭が終わらない‼️ 

 

以下、掲載させていただきます✨

 

色鳥来しずかなしずかな家族葬

                                                              あいだほ

秋に渡って来るさまざまな小鳥の中でも、特に羽の色の美しい鳥たちが「色鳥」。今年も時と場所を違えず「色鳥」が渡ってきました。上五「色鳥来」と終止形で切れた後、中七は「しずかなしずかな」というリフレイン。一体何が静かなのかと疑問に思った瞬間にでてくるのが下五「家族葬」の一語です。家族だけで見送る葬儀。棺の周りに集まっている家族たち。しずかな涙。亡骸の微笑むような表情までもが見えてくるようです。今年の「色鳥」の到来を待たずして亡くなったのは、大往生の父でしょうか、母でしょうか。はたまた逆縁の子でしょうか。そんな家族の悲しみを慰めるように、祈るように「色鳥」たちは美しい光と影を弾きながら集まってきます。

 

色鳥のくはへてをるはだれのスペル

                                                           一阿蘇鷲二

「色鳥」が「くはへて」いるものは何だろうという発想から生まれた一句です。「だれ」かの「スペル」を咥えているという展開に惹かれます。秋に渡ってくる鳥たちは、外つ国で可愛がってくれた誰かの名の「スペル」を覚えているに違いない、と読んでみるのも楽しいですね。「くはへてをるは」という措辞は、「色鳥」の嘴にじっと焦点を合わせていくような効果があります。(俳句ポスト365引用)

 

金曜日のみなさん、おめでとうございます✨