ときどきヒカリゴケ

ハイポニストヒカリゴケの俳句や生活のこと

ハイポ「胡桃」金曜日

更新遅くなってすみません!

 

阿蘇さん6連続金曜日、めいおう星さん、おめでとうございます㊗️

下記、掲載させていただきます。

 

胡桃割るべくとつかかり探す嘴

                                                           一阿蘇鷲二

賢い鴉たちならば、硬い「胡桃」を割ろうと「嘴(はし)」で取っかかりを探したりはしないでしょう。上空から「胡桃」を落としたり、信号で止まった車のタイヤの前に「胡桃」を置いて割る等、鴉たちの賢さのエピソードを読んだことがあります。
この「嘴」の持ち主は、もう少し間抜けな鳥たちだろうと思いましたが、鴉たちも最初は、「胡桃」を割ろうとして「とつかかり(取っ掛かり)」を探した末に、合理的な割り方を編み出したわけですから、「胡桃」と鳥たちの格闘の歴史も含んでいる句かもしれないですねえ(笑)。

 

火球飛ぶ夜を掌中に鳴る胡桃

                                                           めいおう星

「火球」とは三等星~四等星よりも明るい流星のことだそうです。あれは何?!というほどの明るさで飛んでいく星。そんな夜の我が「掌中」にあるのは硬い「胡桃」です。音を立てずに夜空を飛び、やがて消滅していく「火球」と、手の中でカチカチと鳴る硬い「胡桃」。二つの対比が、詩的空間を広げます。(俳句ポスト365引用)

 

金曜日のみなさん、おめでとうございます✨