ときどきヒカリゴケ

ハイポニストヒカリゴケの俳句や生活のこと

ハイポ「うらうら」机くんレポート

みなさん楽しいクリスマスを過ごされたでしょうか✨

 

年末はやらなくてはいけないことで大忙しですが、一つ一つ片付けていくしかないよね💦

 

忘れないように、つぎがいさんの机くんレポート載せさせてもらいます❗️

つぎがいさん、今年机くんレポートに何度となく助けられました。

本当にいつもありがとうございます😊

 

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「うらうら」、ちょっと時間をもらえるんですね、またまた難しい季語だから助かります。じゃすみんさんありがとうございます。「麗か」との違いと言えるかわからないんですけど、机くんレポート中間報告として。

 

・ネットで大澤水牛という方が作っている水牛歳時記の文章によると、日本語の「うららか」は古代からあった「うらうら」と同系統の言葉で、万葉集大伴家持「うらうらに照れる春日に雲雀あがりこころ悲しも独りしおもへば」のようにぽかぽかした春の陽射しを形容する擬態語から出てきたようです。「うらうら」とした陽光に照り輝く自然や人間が美しく見えるさまから、春の日を言祝ぐ気持ちもこめて「うららか」という言い方が定着し、漢字が伝わって来たときに同じような意味の「麗」を見つけ出して「麗か」という用法が定まったそうです。(つまり、「麗か」より「うらうら」の方が、歴史の長い表現ということでしょうか。)
・大澤水牛さんは「風光る」の説明の中で、2月後半から3月にかけての、春一番に対して春の弱い風を「うらうらとした春風」と記述し、「春光」の説明の中で「うらうらとのんびりした晩春の気分」と記述しています。また「余寒」の説明の中で「『三寒四温』は1月末頃の、やけに寒い日が続いたと思ったらうらうらと晴れて暖かい日になって」と記述しています。

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つぎがいさんから続きが✨

 

机くんレポートのアップをありがとうございます(#^^#) 早く続きを投稿しないとと思いながら遅くなってしまいました。取り急ぎ以下が、続きです。ネットで調べたものなので信憑性がやや低いですがご容赦を。長いですが、時間のある人に読んでもらえたら嬉しいです。

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・「うららか」「うらら」は万葉集古今和歌集新古今和歌集には出てきません。一方「うらうら」は万葉集の「うらうらに照れる春日に雲雀あがりこころ悲しも独りしおもへば 大伴家持」で出てきます。
weblio古語辞典で調べると、「うらうら:のどか。うららか。」とあります。「うらら」「うららか」はweblio古語辞典に載っていませんが、「うららかなり(麗らかなり):①日の光が明るくのどかだ。(出典は枕草子)。②(声が)明るくほがらかだ。(出典は源氏物語)。③(心の中に)隠すところがなく、さっぱりしている。(出典は徒然草)。」とあります。
枕草子に、「三月三日、うらうらとのどかに照りたる。桃の花の今咲きはじむる。」「春は空のけしきのどかにて、うらうらとあるに、~」など、「うらうら」は7か所に、「うららか」は4か所に出てきます。「うらうら」は春の季節に使われていることが多く、梅や桜、春の空の描写に関連しています。対して「うららか」は春の季節とそれほど結びついていない印象です。8月もしくは9月の記述や、海で舟に乗っている記述の中で見られたりします。1月1日と3月3日はうららかで、5月5日は曇りがち、という記述があったりします。枕草子では「うらうら」も「うららか」も、のどかなうららかなという意味で用いられています。
源氏物語の『須磨』では、弥生の巳の日に「海の面うらうらと凪ぎわたりて」とあります。一方、「うららか」を「うらうら」と同義で使っている記述はありませんでした(上記参照)。
徒然草では「うらうら」は出てきません、「うららかに」は出てきますが「うらうら」と同義ではありませんでした(上記参照)。
・「かほるより雪気はげしく朝うらら 鬼貫『柏崎』」、これは江戸時代中期の俳諧です。江戸時代の俳諧・俳句で「うらうら」「うららか」を用いた句は見当たりませんでした。
・HP「粋-iki-」より:~美しさ、上品さを表す「うらら」に接尾語がついた結果として「うららか」という言葉は生まれました。~「うらら」はもともと「うらうら」という言葉で使われていました。~江戸時代の国学者である大石千引(おおいし ちびき)によって書かれた語学書、『言元梯(げんげんてい)』によると、「うらうら」は「ゆらゆら」という言葉から転じたものだとされています。ゆらゆらは、繰り返し動いたりゆったりとした動きを意味します。また、「うらうら」が使われていた古代では、「うら」には心や心のうちという意味がありました。~その後に、「心(うら)」のみで「のどか」を表すようになり、やがて「うらうら」に、そして今使われている「うらら」「うららか」に変化したといわれています。